けろけろの想う日々

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周りから期待された自分に合わせるのはやめた

自分は、親や祖母から集団での生活が苦手な子と言われてきた。

なぜなら中学で不登校児になってしまったからだ。

だが、自分ではそう思ってはいなかった。

たしかに中学ではほとんど登校することがなかったが、もともと小学生のころから友人も多く、ほとんど通っていない中学でも幼なじみを通じてそれなりに友人が作れた。

中学を卒業して定時制の高校に通ったが、そこでも友人はたくさんできた。

集団生活が苦手な子がこんなに友人作れるわけないでしょ。

親や祖母にはそうやって心の中で反論していた。

高校では部活も勉強もかなり頑張ってそれなりに名の知れた大学にも受かった。

夢のキャンパスライフを待ち望んでいたが、しかし、大学ではまるっきり違った。

構内で話す人はいるものの、外で遊ぶことはほとんどない。正直友人と言える人がいない。

そんな日々が続いたなか、別の事情で仮面浪人をして翌年に別の大学に入学することになった。

しかし、そこでも同じだった。友人が作れない。

大学はいままでの小中高の規模とは全然違う。組織もデカく、人も多い。

そんな環境にうまく馴染めなかった自分は、やっぱり親や祖母の言う通り自分は集団での生活は苦手なのかな、と少し落ち込んだりもした。

 

そんな環境にも慣れて(?)来年には就活が始まる年になった。

仮面浪人が上手くいかず新しい大学に入っていろいろと熱が冷めてしまった自分は、入学当初から地元の役所にでも勤めようかなとぼんやり考えていた。

母方の祖父が高卒で入った役所を定年まで勤め続けた人で、祖母からは

「お前は几帳面で物静かだから公務員が向いてる」

と小学生のころから言い聞かされていた。

さらに父方の祖母からも同じようにお前は役所が良いと言われていた。

バイト先の人にも就職はどこを考えているか聞かれたとき、

「ん~役所ですかね」

としぶしぶ答えると

「すっごい合う!市役所にいそう!似合ってるよ!」

と褒めているのかけなしているのかよく分からないがすごい勢いでそう言われた。

友人らからも

「っぽい(笑)」

というお墨付きを頂いた。

やっぱり自分には公務員が一番なのかな、という少しの安心と少しの落胆を感じた。

 

仮面浪人をした自分が来年就活ということは、大学に通う地元の友人らは今が就活の真っ最中だ。

思いのほか多数の友人は職種選びに困った様子はなく、内定をもらって就活を終えた友人もいた。

だが、めちゃくちゃ悩んでいる友人もちらほらといた。

やりたいことを叶えるために院に進んで就職を延ばす友人。とりあえず大学を卒業して1年間旅人になる友人。単位が足りず卒業が半年遅れる友人。

GW中にそんな悩み多き友人らと呑む機会があり、就職について話していてふと、迷いが生じた。

ほんとうに自分は公務員になりたいのかな。

 

考えてみれば、自分から役所の仕事がしたいから公務員になりたいと思ったわけではなかった。

公務員を選んだ一番の理由は、祖母の言い聞かせやバイト先の人や友人が似合うと言ってくれたように自分の意思ではなく、祖母や周囲の人からの期待であった。

周囲の人から期待された自分に、自分が合わせていた。

じゃあ自分がなりたい自分ってなんだろう。

いきなりこの数週間でこれだ!というはっきりとした答えは出てこなかった。

でも自分が今後数十年どのような生活を送りたいか、どのようなワークライフバランスを叶えたいか、それをとことん考えたとき、一番初めに浮かんだ職業がIT系だった。

それからはたくさん調べた。

ほんとうに自分がしたいことなのか、できることなのか、そもそもIT業界はどういったところなのか。

いきなりIT系なんて...って少し怖気づいたりもした。

でもやってみる時間も価値もある。

思い立ったが吉日だ。

すでに2冊のプログラミング入門書を買って一通りやってみた。

もっともっと知識とスキルを習得してみたいな、とこれからも続けたいと思えた。

 

この決断が自分にとって良い方向に向かうかは分からない。

でもこないだ、友人に

「公務員目指すの辞めてIT系に行こうと思う」

と言ったら、その友人は

「そうなの!?やっぱりお前は安定を求める人じゃないと思ったよ!」

と言ってくれた。

お前も前に「っぽい(笑)」って言ってくれたじゃないか。

すごく笑ったが、ここ最近で一番嬉しいセリフだった。